2022年
10月
06日
(木)
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SAさん
スクールに来て最初の作品です。
例によって、基本中の基本、二点透視図法を深く理解するためのモチーフです。
当スクールの研究所が製品化した「T字線プレート」と透視枠によって、それぞれの輪郭線や稜線の角度を正確に調べ、
直方体(煉瓦)のパースが自分の目の高さで消失するかどうかの分析を加えることによって、客観性の高いフォルムで描くことができています。
このように多少時間が掛かっても、客観的なデータを可能な限り利用し、矛盾点を無くすように補正していくという制作過程における経験の蓄積が、どんな学び方より早く確実に上達する方法だと私は考えています。
思索することに重きを置くことなく、見えているままを闇雲に何枚描いても絵は良くなりません。
縁辺対比を理解している当スクールの生徒さんは見えているままに描くだけでは大変なことになることを知っていますね。
「とにかく沢山描けば上手くなる!」としか言わない「絵のセンセイ」は危険です。
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