2021年
10月
07日
(木)
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編集

SEさん 『ゾウのオブジェと黒い石』
スクールのモチーフ棚から選んだモチーフを描いてくれました。
白いゾウという言葉からくる「白い」というイメージ、
黒い石という言葉からくる「黒い」というイメージ。
こうした言葉のイメージが表現に少なからず影響することがあります。
私たちはいつも純粋な、新鮮な気持ちで対象を見つめる必要がありますが、
現実とは違う背景(環境)から生じるコントラストの再構築の必要性や、
縁辺対比という錯覚が見えてしまっている可能性も考慮しなくてはなりません。
見えている通りに、或いは感じたとおりに描くだけでは大きな間違いをしてしまう危険性があるのです。
様々な角度からの深い思索を通してこそ真実に近づけるということを理解することが大切です。
そうしたことを含めて、
量感や構造・空間感などが大変しっかりと丁寧に表現できている作品です。
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