2020年
07月
31日
(金)
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編集

SKさん
面取りのミロのヴィーナスを木炭で描いてくれました。
スクールでの初めての石膏デッサンですが、
客観性の確かな大変完成度の高い作品に仕上がっています。
ミロのヴィーナスはアリアスや闘志などと同様に、
構図から失敗することが多いモチーフです。
横から見たら「く」の字型になっていることを的確に把握しなくてはなりません。
今回の作品は頭部をわずかに左寄りに配置することで、
「面積と力は比例する」という理論に基づいて適切に構成できています。
不連続部分やアウトラインの背景とのコントラストの調整の仕方や、
「対面率と面密度は反比例する」という理論も木炭によって的確に表現できていて、
構造が大変豊かに明瞭に表現されています。
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