2023年
09月
13日
(水)
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編集

NRさん(高1)
自分で選んだモチーフを丁寧にデッサンし、淡彩で仕上げてくれました。
二点透視図法や楕円構造といった基礎的な理論の理解は勿論のこと、
テラコッタやガラス・木・果物といった質感の異なるモチーフの描き分けが問われる課題です。
デッサンにおいては、底面や背景を白として描くことがほとんどですが、
実際の制作環境がどこまでも白い世界であることはほぼ無いでしょう。
だとすると、
個々のモチーフのアウトライン付近に実際に映り込んでしまっている濃さを
「どこまでも白い環境であったとしたら」
という仮定にもとづいて再構築する必要があります。
加えて縁辺対比による錯覚を見てしまうので、
コントラストを調整することも必要になります。
(絵を深く学びたいと思っている方は、このような理論まで深くしっかりと教えてくれる資質を持った先生のいる学校・教室で学ぶことをおススメします)
そうしたハードルをしっかりとクリアしつつ、
構造や空間感なども客観性が高く、大変ハイレベルな表現になっています。
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