2023年
04月
30日
(日)
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EKさん(美高1)
この春から美術系専攻の高校に進学したKさん。
基礎力を磨くために角柱角錐相貫体をデッサンしてくれました。
極力濃淡ではなく線で描くことによって構造を最も明瞭に表現することに成功しています。
とは言え、ただ闇雲に線を使えばいいわけではありません。
対面率と面密度が反比例するという連関の理解などに基づいて線の方向や密度を適切に用いる必要があります。
更には縁辺対比による錯覚や反射光、シェイドとシャドーの描き分け等も必用です。
また、このモチーフにはアイレベルに4つ、その他に2つの合計6個の消失点がかくれています。
そうしたことの整合性がとれているかどうかの分析力も問われます。
こうしたことまで厳密に検証したうえで、独力で矛盾なく描き上げられたら、相当の実力があるといって間違いないでしょう。
ほとんどの美術系の学生は勿論、美術系の指導者(美術の先生)ですらその相当数が描けない可能性が高いように思います。
我こそはと思う方、或いはそこまで言うならちゃんと学んでおこうかしら、と思った受講生さんは是非チャレンジしてみてくださいね。
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