2013年開校、札幌市豊平区にある絵画教室。1回3時間のレッスン、4回分9500円(2時間コースは4回分7500円)のチケット制です。デッサン、油彩、水彩など、初心者の方から経験者の方まで、それぞれの生徒さまに応じて、適切なアドバイスをいたします。受験対策にも対応。随時見学可能です。お気軽にお問い合わせください。
天神山アートスクール ブログ
生徒さんの作品です
2022年 01月 11日 (火) | 編集
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TSさん

スクールに来て最初の作品ですので、
例によって、二点透視を理解するためのモチーフです。
対面率と面密度の連関の理論に基づいて線とその方向を適切に用いることが出来ているので、構造が大変しっかりと描けています。
自分のアイレベルを意識しつつ、
当スクールの研究所が製品化したT字線プレートや透視枠を用いて、
客観的なデータを基に描くとこのように、
「世界は透視図法的に現象している」ということが分かります。(*)
たとえ多少時間が掛かっても、
こうした基本を深く理解しておくことが良い絵を確実に描けるようになるためにとても大切です。
しかしながら、こうしたことを明晰な理論とともに伝えてくれている教室や大学をはじめとする学校は、多くない気がします。
「大胆なデフォルメがいいね」とか「芸術は爆発だ!」といったスタンスの指導者がこの国の美術の指導者に多すぎるのが原因かもしれません。

(*)透視図法的ではありますが、厳密には完全ではありません。
実際には世界はむしろ曲線遠近法的に現象しているため、この世界を全く歪みなく描くには、支持体(画用紙やカンヴァス等)が自分の網膜からどの場所も等距離である必要があります。それは例えば緩やかに凹んだ大きなお皿のような曲面のイメージであり、大きな風船の内側の中心から見た風船の内面のようなイメージです。
生徒さんの作品です
2021年 10月 08日 (金) | 編集
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NYさん(中3)

楕円構造をしっかりと理論的・構造的に理解し表現できるためのモチーフです。
モチーフの構造や空間感・透明感・質感がしっかりと描けています。

楕円構造については、
東京藝術大学出身で首都圏の有名美術予備校Sの講師をされているYBさん監修のデッサン書や、増版回数36回を数える武蔵野美術大学出身のHCさん他によるAH編のデッサン書が大変よく売れている書籍なのですが、
いずれも「透視図法に基づく潰れた円は正楕円ではない」という間違った伝え方をしています。
天神山アートスクールではこうしたこと(楕円構造の正しい理解)についても真実を分かりやすくお伝えしていきます。
生徒さんの作品です
2021年 10月 07日 (木) | 編集
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SEさん 『ゾウのオブジェと黒い石』

スクールのモチーフ棚から選んだモチーフを描いてくれました。

白いゾウという言葉からくる「白い」というイメージ、
黒い石という言葉からくる「黒い」というイメージ。
こうした言葉のイメージが表現に少なからず影響することがあります。
私たちはいつも純粋な、新鮮な気持ちで対象を見つめる必要がありますが、
現実とは違う背景(環境)から生じるコントラストの再構築の必要性や、
縁辺対比という錯覚が見えてしまっている可能性も考慮しなくてはなりません。
見えている通りに、或いは感じたとおりに描くだけでは大きな間違いをしてしまう危険性があるのです。
様々な角度からの深い思索を通してこそ真実に近づけるということを理解することが大切です。

そうしたことを含めて、
量感や構造・空間感などが大変しっかりと丁寧に表現できている作品です。
生徒さんの作品です
2021年 08月 20日 (金) | 編集
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NKさん(高3)

スクールに来て最初の作品です。
透視図法に基づいて、明暗のレンジも豊かにしっかりと描けています。

「水平面上に置かれた直方体の稜線は、観察者の目の高さで消失する」
ということを意識しないで描くと、矛盾のある不自然な形になってしまいます。
何故なら、「実際には平行な線は平行に描きたい」という心理的なバイアスが無意識に働いてしまうからです。
最初の内はパースがきつ過ぎるように感じるかもしれませんが、眼が育ってくると徐々に自然に見えて来ます。
そうなるまで沢山デッサンを描くことが大切です。

「錯覚の向こう側に真実が待っている」

ご縁あって当スクールを選んでくださった生徒さんには、

「世界の本当のカタチを見て欲しい、知って欲しい」

という思いをもって授業をしています。
「そんなことはどうでもいい、楽しく描ければそれでいい」という方は天神山アートスクール以外の教室のほうが向いているかもしれません。
生徒さんの作品です
2021年 07月 06日 (火) | 編集
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TKさん(高3)

楕円構造や透視図法について等、基本が出来ていないと「とんでもない結果」になってしまうモチーフです。
Kさんはそうした基本を踏まえて大変完成度の高い表現が出来ています。
一例で言うと、
中央のモチーフは1時の方向に延びるセンターアクシスをイメージし、
それと直角な方向(4時と10時を結ぶ方向)に楕円構造の長軸をイメージできること、
その長軸が1時の方向にシフトしていくにつれて楕円の膨らみが大きくなること、
を理解できることが必要です。

天神山アートスクールはそうした基本を重視して授業をしています。
最短距離で確実に成長出来て、そうした理論や表現力が様々なものに応用できると信じているからです。
こうしたことを適当に済ませてしまうと、何枚描いてもあまり意味がありません。
どこで学んでも自由ですが、
こうしたことを明瞭に伝えてくれるスキルを持った先生のいる学校を選んで学ぶことをお勧めします。
その先生の力量がよくわからなければ、その美大や専門学校・絵画教室などの担当教員の名前で画像検索してみるといいです。
そこで観られる作品のレベル以上のものは教えてもらえないと思ったほうがいいでしょう。
もしあなたが学生で、美術系への進学を考えているなら、その学校のネームバリューだけで美大等を選ぶのではなく、そうしてみることをお勧めします。
生徒さんの作品です
2021年 01月 13日 (水) | 編集
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KMさん 『子牛の頭骨・チェコの人形・ブリキの容器』

新型コロナの影響で途中の休校期間がありましたが、
10ヵ月くらいかけて丁寧に誠実に描き上げてくれました。
細部に至るまで一切の妥協を許さないという姿勢は大変素晴らしいものでした。
それぞれの構造や質感が大変よく表現できています。

制作中、必要に応じて、硬めの鉛筆(8H,9H,10Hなど)やペン型の消しゴムを用意したり、芯研器や羽箒などを頻繁に使っていましたが、
そうした、より良い作品を描くためのアイテムを準備して利用することも大切です。
作品のクオリティーがワンランクアップしますよ。

芯研器羽箒ペン型消しゴム
【画像】 上から、芯研器、羽箒、ペン型消しゴム
生徒さんの作品です
2020年 12月 25日 (金) | 編集
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AMさん 『煉瓦と南瓜のオブジェ』

スクールに来て最初の作品です。
南瓜のオブジェは蔕(ヘタ)の構造まで繊細に描けています。
煉瓦とのコントラストもしっかりしているので、浮き上がって見えますね。
煉瓦も積極的に線を活かすことによって、構造が明瞭に表現できています。
一例で言うと、
向かって左の側面は右上にある消失点へ向かう方向と直角方向に線を多く引いているため、
左側を向いているように感じられる表現になっている訳ですね。
大変重要な理論ですので、
この辺のことが曖昧な方は、受講の際に遠慮なくお尋ねください。
生徒さんの作品です
2020年 12月 21日 (月) | 編集
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TTさん(高2)『レンガと石』

スクールに来て最初の作品です。
レンガや石の構造がしっかりと表現できているだけでなく、
石の質感が深い観察をとおして大変よく描けています。

メインテーマは2点透視図法の理論的理解とその表現の仕方です。
具体的な方法としては主に次の2つです。
1.アイレベルにヴァニシング・ポイント(消失点)が存在しているかを検証する。
2.T字線プレートと透視枠を用いて輪郭線や稜線の角度を調べ、誤差を調整する。

「本質を深く理解しておくこと」が出来てしまえば、
その後はその応用でどのようなものも楽々と描けてしまいます。
「なんとなく描けてそうだね」で済ませないことが大事です。
客観的なデータを取るアイテムとして欠かせないのがT字線プレートです。
当スクールの美術研究所 審美館から画材として製品化しています。
スクールにサンプルを常備していますのでお試しください。
生徒さんの作品です
2020年 12月 18日 (金) | 編集
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SAさん 『煉瓦とマラカス』

スクールに来て最初の作品です。
構造や空間がしっかりと描けています。
このモチーフを通して学んでいただいたことは、
1.透視図法
2.量感や空間感の構築の理論
3.様々な面の方向の描き分け方
4.反射光の影響力
5.シェイドとシャドーの違い
など、盛りだくさんでしたのでその分時間も掛かりましたが、
得るものは少なくなかったと思います。
感覚に頼って中途半端なデッサンを100枚描くより、
このように学ぶことができる事柄をしっかりと学び尽くした1枚のデッサンの方が、
大きな価値があると思っています。
静物だけでなく、人物や風景を描く際にも大変重要なスキルですし、
効率よく高いレベルの作品を描くようになるための最短ルートでもあります。

過去に数名ですが、大人の受講生の方で、
「初回から油彩を学びたい」「風景や人物が描きたい」等の理由で、
こうした基礎的な学びをせずに受講されている方がいらっしゃいますが、
程なく表現力の限界にぶつかってしまい、思うような表現が出来ない様子をみています。
ご本人にも歯痒さがあると思いますが、お伝えしたい私にも悲しさがあります。
生徒さんの作品です
2020年 12月 17日 (木) | 編集
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KKさん(美術系専門学校卒)

Kさんは石膏が好きで、とても頻繁に描いてくれています。
石膏を繰り返し描いているだけあって、基礎力がドンドン上がってきています。
努力は裏切らないですね!
「石膏が好き」ということは凄く良いことだと思いますが、
絵を描いている方たちの中でもそう言える人は少ない筈です。
石膏は多くの基礎を学べるとても良いモチーフです。
皆さんにも一年に一回以上は描いて欲しいと思っています。
案外上達の近道ですよ。

基礎体力がないのに「一流のプロ選手になりたいです!」
と言われても困りますよね・・・。
(絵の世界でも同じことですね)
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