2023年
03月
24日
(金)
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2023年
02月
02日
(木)
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SNさん(中3)
スプレー缶と色画用紙を構成してしっかりとデッサンしてくれました。
垂直に立てている円筒形は地球の中心に向かって収束する消失点を考慮せず、二点透視的な世界観で捉えるのが通常です。
一方、このように倒れている円筒形は三点透視的に表現します。
この場合は10時の方向のアイレベルに消失点を想定して描くことになります。
その他のポイントとしては、楕円の長軸が1時・7時の方向に生じていることの理解、奥の方ほど楕円が膨らんでいることの理解が重要になります。
この辺の理論と表現力に自信がない生徒さんは、倒れた円筒形をスクールでしっかりとデッサンすることをオススメします。
2023年
01月
29日
(日)
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IMさん
自分で選んだモチーフをアクリル絵の具で表現してくれました。
個々の質感までしっかりと表現できています。
テーブルの奥の部分は実際には注目するとはっきり見えるわけですが、
敢えて暈すことでより豊かな空間感が構築できています。
縁辺対比現象などもそうですが、見えたままに描けば描くほど表現が劣化していくことがあります。
こうしたことも、必ずしも見えたまま(感じたまま)に描くべきでない事例の一つです。
絵画は現実とは別のもう一つの新たな世界の創出なのです。
2023年
01月
19日
(木)
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YKさん(大2)
楕円構造を学ぶためのモチーフです。
背景が白であることから必要になるハーモニーの再構築が空間感を豊かにしています。
さらに線の密度と方向や割合が的確に使えているので、二次元の支持体に三次元の構造が明瞭に現象しています。
主に濃淡でしか教えていない書籍や学校・教室があります。
透視図法に基づいた楕円は正楕円ではないと教えている書籍や学校・教室があります。
当スクールに来てくださっている方は大丈夫。
2023年
01月
01日
(日)
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EKさん(中3)
主に楕円構造を学ぶためのモチーフです。
構造や空間感、質感など大変良く表現できています。
実際には真実ではない縁辺対比現象による錯覚など、
見えている通りに描けば描くほど、構造が壊れていくことなどについても学んでもらいました。
この辺のことについては、見えている通り(縁辺対比によって見えている錯覚の通り)描きなさいと教えているデッサンの書籍が今も全国の書店で販売されていたりするので、独学で描く場合は大きなリスクがあります。
2022年
10月
06日
(木)
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SAさん
スクールに来て最初の作品です。
例によって、基本中の基本、二点透視図法を深く理解するためのモチーフです。
当スクールの研究所が製品化した「T字線プレート」と透視枠によって、それぞれの輪郭線や稜線の角度を正確に調べ、
直方体(煉瓦)のパースが自分の目の高さで消失するかどうかの分析を加えることによって、客観性の高いフォルムで描くことができています。
このように多少時間が掛かっても、客観的なデータを可能な限り利用し、矛盾点を無くすように補正していくという制作過程における経験の蓄積が、どんな学び方より早く確実に上達する方法だと私は考えています。
思索することに重きを置くことなく、見えているままを闇雲に何枚描いても絵は良くなりません。
縁辺対比を理解している当スクールの生徒さんは見えているままに描くだけでは大変なことになることを知っていますね。
「とにかく沢山描けば上手くなる!」としか言わない「絵のセンセイ」は危険です。
2022年
10月
05日
(水)
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YKさん(大2)
スクールに来て最初の作品です。
直方体のパース(二点透視図法)や梨のオブジェの量感もしっかり描けています。
「面の方向を暗示できる」という線が持つ力をその理論に基づいて最大限に用いることに成功しているので、構造がとても豊かに表現できています。
明暗だけで描くことしか知らない場合のデッサンと比較するとその違いは歴然です。
こうした理論について深く知らない、ちゃんと教えてくれない「絵のセンセイ」も世の中に相当数いるような気がします。
その種のセンセイに出会ったら悲劇です。
2022年
08月
04日
(木)
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YTさん
構成を考え、アクリルガッシュで着彩する色彩構成に取り組んでくれました。
今回の主な制作条件は、
■長方形を5つ用いる
■作為性のない構成である
■透明感が感じられる
ということでしたが、色の重なりによる必然性や斑のない丁寧な彩色が出来ていて、大変高いクオリティーで仕上がっています。
画面を構成する力や混色による色相や明度・彩度などの基本が学べるので、普段、普通に油彩や水彩を描いている方も取り組んで損はない課題です。
「いつも形、色には位置を持たせなさい」(久保守 1905-1992)
私の師(山本勇一先生 1944-2022)の座右の銘であるこの言葉の重要性をどれだけの人が深く理解できているでしょう。
本当の意味でいい絵を描きたいのなら、この言葉が示している本質をしっかりと理解しておく必要があります。
2022年
07月
20日
(水)
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MYさん
スクールに来て最初の作品です。
丁寧にデッサンし、淡彩で仕上げてくれました。
例によって二点透視を学ぶためのモチーフですが、南瓜の量感や質感まで、
一作目とは思えない完成度で仕上がっています!
少人数制の当スクールでは、一クラス数十人という学校や教室では有り得ない速さとクオリティーで、確実にスキルを磨いていってもらっています。
理論に裏打ちされた基礎的な表現力の大切さに気付いて、当スクールを選んでくれた生徒さんの思いに、
どの教室よりも、どの学校もよりも丁寧に寄り添って授業をしたいと思っています。
2022年
06月
28日
(火)
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HYさん(小6)
スクールに来て最初の作品です。
時間をかけて根気よくしっかりと描き上げてくれました。
当スクールの研究所が製品化した画材:T字線プレートを用いることで、
現実の世界が完全にではないとしても透視図法的に現象していることを発見しながら描いてもらいました。
T字線プレートを利用すると、認識したカタチと純粋に視覚的な情報としてのカタチの誤差を数ミリ以下の精度で再現することが可能になります。
幼いころには誰しも天動説的に世界をイメージしていたはずです。
でもそれは真実ではありません。
地動説を理解するようになるように、遅かれ早かれ透視図法的な視覚世界を理解することが求められます。