2013年開校、札幌市豊平区にある絵画教室。1回3時間のレッスン、4回分9500円(2時間コースは4回分7500円)のチケット制です。デッサン、油彩、水彩など、初心者の方から経験者の方まで、それぞれの生徒さまに応じて、適切なアドバイスをいたします。受験対策にも対応。随時見学可能です。お気軽にお問い合わせください。
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油彩の画溶液のためのアイテム
2021年 11月 01日 (月) | 編集
市販の画溶液はある程度の大きさのボトルに入っていますが、
思っていた量より沢山出てしまったり、必ずと言っていいほどボトルから液だれしてしまいます。
中原が普段使っているアイテムをご紹介します。

シリコンの蓋 (2)

後列のボトルはインク系描画材のための詰め替え容器ですが、これに画溶液を入れて使っています。
先端が極細の金属製で一滴単位で思った通りの量を抽出できます。
シリコン製のキャップが付いていて、気密性が高いこともポイントです。
前列左が画溶液を入れるために使っている直径6cmのガラスボウル。
前列右がシリコン製の蓋です。

シリコンの蓋 (3)

軽く押し付けると、持ち上げてもボウルが付いて来るくらい気密性が良いです。

シリコンの蓋 (1)

シリコン製の蓋はマグカップ用の市販品を円切りカッターで直径7cmに切って使っています。

このように使うことで、乾性油の酸化重合反応を最小限に抑える効果が期待できます。
通常、ボトルを開け閉めする度に新たに酸素が供給され、酸化重合反応が進みます。
重合反応が進むということは、酸化力の乏しい(分子構造に二重結合・三重結合が減った)オイルに変容していくことに外なりません。
以上から、留意点は次の通りです。

1. ボトルの開け閉め(酸素の供給)を最小限にする。
2. 使い切る程度の量をボウルに抽出し、長い時間経過したオイルは使わない。
3. 使っていない時間帯は気密性の良い蓋で密閉(酸素を遮断)する。

酸化が進んでしまっているオイルかどうかは、見た目にはほぼ分かりません。
過去に「1週間経っても描いた所が全然乾いていないんです」と仰る生徒さんがいましたが、
このように、オイルの管理に気を付けてみるといいかもしれませんね。

【注】
慣用的に油絵具が「乾く」と言ったりしますが、洗濯物が乾くようなこととは全く違います。
油絵の具が固まるのは、化学反応によるものです。
分子構造に二重結合や三重結合が存在する植物性の乾性油が空気中の酸素を取り込んで高分子化する現象です。
従って油彩用としては酸化力が強い(二重結合や三重結合が多い)ほど適していることになります。
亜麻や芥子の種から抽出されるリンシードオイルやポピーオイルが使われるのはそのためです。
キッチンにある菜種油は使わないでくださいね。
TSUNAGO(鉛筆連結加工器)
2021年 01月 31日 (日) | 編集
TSUNAGO (1)

大阪府の株式会社中島重久堂(NAKAJIMA JUKYUDO/1933年創業)の製品です。
2014年に発売され、数々の賞を受賞しています。
■2015年 グッドデザイン賞
■2016年 日本文房具屋さん大賞グランプリ
■2017年 キッズデザインアワード2017

TSUNAGO (2)

詳しい説明書もついています。

TSUNAGO (3)

TSUNAGOで加工し終わった様子です。
三菱ハイユニの場合、凹型に削る際は、
9ミリくらいの樹脂と金属部分を切り落としてから加工します。

TSUNAGO (4)

木工ボンドを塗って、接着したら完成です。

短くなってしまうと手が伸びなくなってしまいがち。
かと言って中々捨てられずに残っていたりするものです。
長い鉛筆に生まれ変わって、また活躍してくれそうです。
自分も鉛筆もうれしい製品ですね!
大変精密に加工出来ますし、加工自体が楽しいです。
株式会社中島重久堂。
日本にこうした素晴らしい会社があることに感謝します。
マルス ミニテクニコ 芯研器
2021年 01月 28日 (木) | 編集
芯研器 (1)

ドイツのステッドラー社の製品です。
本来は同社の「2mm芯ホルダー専用」の製品であり、
通常の鉛筆に使うことを目的にした製品ではありません。

アスカの鉛筆削り (1)

右の鉛筆のような通常の削り方をしたものには効果がありませんが、
左の鉛筆くらい鋭角に削った鉛筆であれば、有効です。

芯研器 (2)

見ての通り、人間技を超えています。
神業的仕上がりです!
細い髪の毛や睫毛も思いのまま描けます。
別に紹介している「鉛筆削り器 - PSL123」との相性がとてもいいです。
こちらとの併用がおススメです。

こんなことができる芯研器は世界的にも唯一無二。
ちなみに、
1662年頃にニュルンベルクで鉛筆を発明したFriedrich Staedtlerは
1835年にステッドラー社を創立したJohann Sebastian Staedtlerの祖先とのこと。
ステッドラーさん、ありがとう!
鉛筆削り器 - PSL123
2021年 01月 27日 (水) | 編集
アスカの鉛筆削り (2)

名古屋市の主に事務・文具用品を製造している株式会社アスカ(1998年創立)の製品です。
絵を描いている民族なら皆一度は思う、
「鋭角に削れる鉛筆削り器があったらいいのに・・・」
を現実化してくれた製品です。

アスカの鉛筆削り (1)

右が通常の一般的な鉛筆削り器で削った鉛筆。
左が今回紹介している鉛筆削り器「PSL123」で削った鉛筆です。
・・・・・・革新的。
アスカさん、ありがとう!
芯研器
2017年 06月 20日 (火) | 編集
DSC_0112.jpg

デッサン用の鉛筆削りがあったらいいのに......
特に硬い芯の場合は、鋭く鋭角に仕上げるのが大変ですからね。
あったんです!
木部は削ってくれませんが、芯の部分をヤスリ状の特殊鋼で研磨できます。
本来は2mm芯ホルダータイプの鉛筆のための製品ですが、
デッサン用に木部を鋭角に細長く削った通常の鉛筆にも有効です。
大変良く考えられた回転式の構造で、仕上がりの完璧さと美しさに感動です!
この存在を最近知りました。
皆さんはご存知でしたか?

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