2013年開校、札幌市豊平区にある絵画教室。1回3時間のレッスン、4回分9500円(2時間コースは4回分7500円)のチケット制です。デッサン、油彩、水彩など、初心者の方から経験者の方まで、それぞれの生徒さまに応じて、適切なアドバイスをいたします。受験対策にも対応。随時見学可能です。お気軽にお問い合わせください。
天神山アートスクール ブログ
生徒さんの作品です
2022年 04月 21日 (木) | 編集
iivkgyytutuifdgudsgjugyughrsfjh.jpg
IHさん(高2)

スクールに来て最初の課題は、例によって二点透視図法を学ぶためのモチーフです。
線が理論的に適切に使えているので構造がとてもしっかり描けています。

一般的によくやられている濃淡による明暗の表現では、様々な面の方向の違いを描くことが出来ません。
当スクールでは面の方向の違いの描き方まで厳密に徹底的に学んでもらっています。
受験の実技作品においてもこの理論を理解して表現できることが大きなアドバンテージになることは間違いありません。
濃淡だけで描く表現に加えて、全く別の次元のもうひとつの表現法が加わるので、格段に構造が明瞭に現象します。
他の教室や予備校がどこまで明晰に教えてくれているのかは定かではありませんが、天神山アートスクールは大丈夫です。
生徒さんの作品です
2022年 04月 14日 (木) | 編集
hilurgnsfnvsiunvhrhgaiorg.jpg
SYさん

ご自分で撮影した資料をもとに徹底したリアリズムで描いてくれました。
質感の見事さは勿論のこと、二通りのコントラストが的確に施されているため、平面作品と思えないほどに空間感が豊かです。
私・中原は写実表現だけが優れているなどとは毛頭考えておりませんし、言うつもりもありませんが、Sさんが捉えたSさんにしか表現できない唯一無二の尊い真実がここにあると感じます。

このような写実的な表現に対してしばしば「写真みたい」という言い方をされることがありますが、私たちが見ている視覚世界が、カメラ等によってとらえられる視覚情報と機構上酷似しているためですので当然のことです。
「作品が写真に酷似している」と言えるのであれば、上のSさんの作品を撮影した画像がまさにそうですが、「写真が作品に酷似している」とも言えるはずです。
20世紀初頭以降のフォーヴィスムやアンフォルメルに「写真のようなリアリズム表現」に対するアンチテーゼとしての存在意義があったとしても、「写真と似ていないこと」だけに価値があると考えているのであれば、それはそれで安易で薄っぺらな価値観と言えなくはないかもしれません。

話は別ですが、
時にWEB上から取った画像や出版されている印刷物等をもとに描きたいとおっしゃる方がいらっしゃいますが、表現力を磨くことを目的に制作し、ご自宅内で飾って楽しむことに限るようにお願いいたします。
パブリックドメインとなっているものは別にして、基本的に写真や映像は撮影・作成した方に帰属する芸術作品と考えてください。
コンクールは勿論、個展・展覧会・SNS等、公の場に著作権者に断りなく(許可を得ずに)自分のオリジナル作品であるかのように展示・発表することは著作権上大変な問題が生じる場合がありますのでご注意ください。
すごく気に入った画像でどうしても描きたい場合は、時間と交通費を掛け、ご自分の足で元の画像の場所に行き、同じようなシチュエーションの写真を撮影して描くことをおススメします。
生徒さんの作品です
2022年 04月 12日 (火) | 編集
yhtuvbriyncurtartvurhynvhfu.jpg
OMさん(高3)

自分で選んだモチーフを丁寧にしっかりデッサンしてくれました。
掌に乗ってしまうほど小さなモチーフなので、平行投象に近い微細なパースであり楕円構造です。
そうした点でも適切に描けています。

私が大学時代に授業を受けたことがある教授の著書の中に視覚的に小さなものにはパースは生じないのであり透視図法的に描かせることは間違いだといった内容の文章があったのを覚えていますが、数十年観て描くことを追求してきた私の意見は違います。
「対象の大きさに対して相対的に消失点の位置が極めて遠くなるにせよ、どんなに小さいものであろうとこの世界は常にパース(透視図法)的に現象している」
「(そもそもそうなったら見ることが不可能なんだけど・・・)パースが生じないのは唯一対象と視点が概念上無限に遠い場合である」
生徒さんの作品です
2022年 01月 11日 (火) | 編集
u8y846v788ynctiuvbniuwjfssoosi.jpg
TSさん

スクールに来て最初の作品ですので、
例によって、二点透視を理解するためのモチーフです。
対面率と面密度の連関の理論に基づいて線とその方向を適切に用いることが出来ているので、構造が大変しっかりと描けています。
自分のアイレベルを意識しつつ、
当スクールの研究所が製品化したT字線プレートや透視枠を用いて、
客観的なデータを基に描くとこのように、
「世界は透視図法的に現象している」ということが分かります。(*)
たとえ多少時間が掛かっても、
こうした基本を深く理解しておくことが良い絵を確実に描けるようになるためにとても大切です。
しかしながら、こうしたことを明晰な理論とともに伝えてくれている教室や大学をはじめとする学校は、多くない気がします。
「大胆なデフォルメがいいね」とか「芸術は爆発だ!」といったスタンスの指導者がこの国の美術の指導者に多すぎるのが原因かもしれません。

羽生結弦さんの言葉です。当時23歳ですが、世界一になった人の言葉は明快です。

「もし、羽生結弦が4回転半、5回転を入れた場合は、それを確実に表現の一部にします。・・・(中略)・・・難易度と芸術のバランスは、本当は無いんじゃないかなと思います。芸術は、絶対的な技術に基づいたものであると僕は思っています。」
(2018年2月27日/日本記者クラブの会見での発言)

(*)透視図法的ではありますが、厳密には完全ではありません。
実際には世界はむしろ曲線遠近法的に現象しているため、この世界を全く歪みなく描くには、支持体(画用紙やカンヴァス等)が自分の網膜からどの場所も等距離である必要があります。それは例えば緩やかに凹んだ大きなお皿のような曲面のイメージであり、大きな風船の内側の中心から見た風船の内面のようなイメージです。
生徒さんの作品です
2021年 10月 08日 (金) | 編集
khacuthnxudjeiguysjcy2.jpg
NYさん(中3)

楕円構造をしっかりと理論的・構造的に理解し表現できるためのモチーフです。
モチーフの構造や空間感・透明感・質感がしっかりと描けています。

楕円構造については、
東京藝術大学出身で首都圏の有名美術予備校Sの講師をされているYBさん監修のデッサン書や、増版回数36回を数える武蔵野美術大学出身のHCさん他によるAH編のデッサン書が大変よく売れている書籍なのですが、
いずれも「透視図法に基づく潰れた円は正楕円ではない」という間違った伝え方をしています。
天神山アートスクールではこうしたこと(楕円構造の正しい理解)についても真実を分かりやすくお伝えしていきます。
生徒さんの作品です
2021年 10月 07日 (木) | 編集
nuakgwpnzihskybgdykjh.jpg
SEさん 『ゾウのオブジェと黒い石』

スクールのモチーフ棚から選んだモチーフを描いてくれました。

白いゾウという言葉からくる「白い」というイメージ、
黒い石という言葉からくる「黒い」というイメージ。
こうした言葉のイメージが表現に少なからず影響することがあります。
私たちはいつも純粋な、新鮮な気持ちで対象を見つめる必要がありますが、
現実とは違う背景(環境)から生じるコントラストの再構築の必要性や、
縁辺対比という錯覚が見えてしまっている可能性も考慮しなくてはなりません。
見えている通りに、或いは感じたとおりに描くだけでは大きな間違いをしてしまう危険性があるのです。
様々な角度からの深い思索を通してこそ真実に近づけるということを理解することが大切です。

そうしたことを含めて、
量感や構造・空間感などが大変しっかりと丁寧に表現できている作品です。
生徒さんの作品です
2021年 08月 20日 (金) | 編集
ndlybfuhfdd.jpg
NKさん(高3)

スクールに来て最初の作品です。
透視図法に基づいて、明暗のレンジも豊かにしっかりと描けています。

「水平面上に置かれた直方体の稜線は、観察者の目の高さで消失する」
ということを意識しないで描くと、矛盾のある不自然な形になってしまいます。
何故なら、「実際には平行な線は平行に描きたい」という心理的なバイアスが無意識に働いてしまうからです。
最初の内はパースがきつ過ぎるように感じるかもしれませんが、眼が育ってくると徐々に自然に見えて来ます。
そうなるまで沢山デッサンを描くことが大切です。

「錯覚の向こう側に真実が待っている」

ご縁あって当スクールを選んでくださった生徒さんには、

「世界の本当のカタチを見て欲しい、知って欲しい」

という思いをもって授業をしています。
「そんなことはどうでもいい、楽しく描ければそれでいい」という方は天神山アートスクール以外の教室のほうが向いているかもしれません。
生徒さんの作品です
2021年 07月 06日 (火) | 編集
202107kyo.jpg
TKさん(高3)

楕円構造や透視図法について等、基本が出来ていないと「とんでもない結果」になってしまうモチーフです。
Kさんはそうした基本を踏まえて大変完成度の高い表現が出来ています。
一例で言うと、
中央のモチーフは1時の方向に延びるセンターアクシスをイメージし、
それと直角な方向(4時と10時を結ぶ方向)に楕円構造の長軸をイメージできること、
その長軸が1時の方向にシフトしていくにつれて楕円の膨らみが大きくなること、
を理解できることが必要です。

天神山アートスクールはそうした基本を重視して授業をしています。
最短距離で確実に成長出来て、そうした理論や表現力が様々なものに応用できると信じているからです。
こうしたことを適当に済ませてしまうと、何枚描いてもあまり意味がありません。
どこで学んでも自由ですが、
こうしたことを明瞭に伝えてくれるスキルを持った先生のいる学校を選んで学ぶことをお勧めします。
その先生の力量がよくわからなければ、その美大や専門学校・絵画教室などの担当教員の名前で画像検索してみるといいです。
そこで観られる作品のレベル以上のものは教えてもらえないと思ったほうがいいでしょう。
もしあなたが学生で、美術系への進学を考えているなら、その学校のネームバリューだけで美大等を選ぶのではなく、そうしてみることをお勧めします。
生徒さんの作品です
2021年 01月 13日 (水) | 編集
202101kishi.jpg
KMさん 『子牛の頭骨・チェコの人形・ブリキの容器』

新型コロナの影響で途中の休校期間がありましたが、
10ヵ月くらいかけて丁寧に誠実に描き上げてくれました。
細部に至るまで一切の妥協を許さないという姿勢は大変素晴らしいものでした。
それぞれの構造や質感が大変よく表現できています。

制作中、必要に応じて、硬めの鉛筆(8H,9H,10Hなど)やペン型の消しゴムを用意したり、芯研器や羽箒などを頻繁に使っていましたが、
そうした、より良い作品を描くためのアイテムを準備して利用することも大切です。
作品のクオリティーがワンランクアップしますよ。

芯研器羽箒ペン型消しゴム
【画像】 上から、芯研器、羽箒、ペン型消しゴム
生徒さんの作品です
2020年 12月 25日 (金) | 編集
202012akimotomaria.jpg
AMさん 『煉瓦と南瓜のオブジェ』

スクールに来て最初の作品です。
南瓜のオブジェは蔕(ヘタ)の構造まで繊細に描けています。
煉瓦とのコントラストもしっかりしているので、浮き上がって見えますね。
煉瓦も積極的に線を活かすことによって、構造が明瞭に表現できています。
一例で言うと、
向かって左の側面は右上にある消失点へ向かう方向と直角方向に線を多く引いているため、
左側を向いているように感じられる表現になっている訳ですね。
大変重要な理論ですので、
この辺のことが曖昧な方は、受講の際に遠慮なくお尋ねください。
copyright (C) 天神山アートスクール ブログ all rights reserved.
designed by polepole...